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柿の木の近くでクマの出没 相次ぐ

カキの木の近くでのクマの出没が相次いでいます。

山形市の住宅敷地内では、4日連続で目撃されました。

山形市によりますと、きのう午前7時ごろ、山形市滑川の住宅敷地内で「カキの木にクマ1頭がいる」と近くを通った人から市に連絡がありました。

駆け付けた市の職員が、花火を使って追い払ったところ、クマは近くの山に逃げたということです。

けが人はいませんでした。

この土地を所有している男性によりますと、クマが目撃されたのは4日連続で、いずれもカキの木の近くにいたということです。

「4日間も来るとは思わなかった。これまでは栗の木とかに熊棚を作って居座るとかはたまにあったが今年ほどは出なかった。頻繁に出ているのでやっぱり恐怖感はある。」

4日連続の出没を受け、クマがいた近くのカキの木3本が、きょう伐採されました。

市などは箱ワナを設置し捕獲を試みています。

このほかにも県内ではカキの木の近くでのクマの目撃が相次いでいます。

きのう、米沢市李山で散歩をしていた75歳の男性は、カキの木のそばのヤブから突然飛び出してきたクマに襲われ、顔や肩にけがをしました。

またおととい、酒田市米島では住宅敷地内のカキの木近くにいたクマ3頭が緊急銃猟によって駆除されました。

「エサがなくて里に降りてくるのでカキの木を切るほかない。だんだん少なくするとか。補助金などを使ってカキの木の伐採をしていかなければならないと思う。」

県や各自治体は、不要となった果樹をそのままにすることが、クマを呼び寄せる要因になるとして、伐採するよう呼びかけています。