クマの出没が続く中、県は吉村知事をトップとする緊急対策会議を開き、最新の情報を共有しました。

県によりますと、今年のクマの目撃件数は今月26日時点で1906件と、過去最多だった2020年の795件を大幅に上回っています。

また、人身被害は9件にのぼり、県は来月30日まで出没警報を発表しています。

対策会議では、秋田県が要請した自衛隊の派遣について、県内の自治体に確認したところ、現時点で派遣を求めている自治体はないことが報告されました。

今週中をめどに全市町村への確認が終わるということです。

「現時点でいますぐということはない。これから、そういった声があがるかもしれない。迅速に対応できるように情報収集を急ぐように申し上げた。」

このほか、観光地から風評被害を懸念する声があがっていることも共有され、吉村知事は市町村と連携して対策にあたるよう指示しました。