けさ早く、南陽市でクマが目撃され、近くの小学校の窓ガラスが割られているのが見つかりました。

警察や南陽市によりますと、午前5時10分ごろ南陽市長岡の赤湯小学校の正門近くで体長およそ1メートルのクマ1頭を、通りがかった人が目撃し110番通報しました。

およそ1時間後、教頭などが現場周辺を確認したところ、職員用玄関の窓ガラスが割れているのを発見しました。

さらに防犯カメラの映像には、クマが窓ガラスに体当たりする様子が映っていました。

クマが窓ガラスを割り、校舎内に侵入した可能性があるとして、市は警察や猟友会とともに何度も捜索しましたが、発見には至りませんでした。

これを受け赤湯小学校と近くの赤湯中学校は臨時休校となりました。

市や警察はクマは校舎内にいないとみていますが、引き続き警戒を強めています。

一方、きのう目撃情報があった山形市蔵王成沢の須川河川敷では、同じ個体とみられるクマ1頭が何度も目撃されました。

付近の藪などにいるか確認するため、警察などがクマよけの花火を鳴らしましたがクマは姿を見せていないということです。