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山形市 歴史的価値を発信する文化イベント

山形市で県の有形文化財に指定されている旧山形師範学校講堂の保存・活用について考えてもらおうと五感で楽しむ文化イベントが開かれました。

このイベントは旧山形師範学校講堂の歴史的価値と保存の必要性を発信していこうと初めて開かれました。

会場では、山形北高校の卒業生のトークショーが行われ、講堂での当時の思い出に花を咲かせていました。

音楽の歌のテストの前に練習する場所として昼休みにこっそり入って誰もいなく、音が無い中音をとって練習する場所として利用していた。

講堂は師範学校として全国で唯一現存する独立型の建築物で1998年には県の有形文化財に指定されています。

2008年までは教育活動にも利用されていましたが、現在は耐震不足を理由に立ち入りが禁止されています。

「(旧山形師範学校講堂は)明治時代にできた山形の宝物だと思っている。このまま放っておくと朽ち果ててしまうのは目に見えているので補修・復元をお願いしたい。」

師範学校の卒業生も地域文化の拠点として引き継いでほしいと話します。

この講堂で卒業式をして学生時代にはダンスパーティーもやったことがある。

保存できるものは保存して記録として残してもらいたい。

このほか、音楽ホールではコンサートも開かれ、来場者は美しい音色に酔いしれていました。