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天童市の市街地でクマ1頭 駆除
きょうも相次いだクマの目撃。
山形市と天童市の市街地でクマの姿が確認されました。
「クマはあちらの交差点からこの倉津川に移動し、現在は川に潜んでいるとみられます。」
午前5時40分ごろ天童市山元の国道13号のすぐそばを流れる倉津川沿いで子グマとみられるクマ1頭が目撃されました。
その3時間後の午前8時40分ごろには国道13号を越えた温泉街の周辺で複数の目撃情報が寄せられ、午前11時ごろには国道を渡った倉津川沿いで再び見つかりました。
「目撃したのはバイパスの100mくらい先。大きい犬くらいのクマ。ラジオなどを持ち歩かないと怖い。」
クマが潜んでいた現場の周辺には警察や市の職員猟友会のメンバーなどが集まります。
現場は国道すぐ近くの市街地。
住民に危険が及ぶ可能性があるとして新関茂天童市長が現場を訪れ、市町村の判断で銃の発砲を許可する「緊急銃猟」を行うかどうか検討しましたが子グマが住民に危害を加える危険性が低く現場の安全性も十分に確保は出来ないと判断。
緊急銃猟は行わず麻酔銃を使ってクマの捕獲を試みました。
麻酔銃はクマに命中しましたが動きは収まらず。
その1時間後。
クマは猟友会によって駆除されました。
駆除されたのは体長50cmほどの子グマとみられます。
「麻酔も効かないということで急遽『有害鳥獣駆除』で発砲する形になった。」
また山形市によりますと午前0時ごろ山形市春日町にある「春日公園」北側の路上で「クマのような動物」を目撃したと警察に通報がありました。
現場となったのはJR山形駅から西に1kmほどの住宅街。
近くに住む住民も驚きを隠せません。
「まさか春日町に来ると夢にも思わなかったので驚いた。」
「他人事じゃない。山形県に住んでいる以上(クマ出没は)身近な話題。見渡す限り山もないし川も近くにないので安心しきっていてはいけないんだと痛感した。」
「おはよう。もう学校あいてます。」
「現場から数百mの位置にあるこちらの中学校は登校時間を迎えているが中には車での送迎で登校している生徒の姿もある。」
山形市立第三中学校では校門の前に教員が立ち周囲の状況に注意を払いながら生徒たちを迎え入れました。
「親も忙しいので歩いてきた。ちょっと怖い。」
「(保護者から)『近くに出ているから気を付けて行ってね』と言われた。出来るだけ集団で1人で行動しないようにしたい。」
また、午前7時45分ごろには山形市馬見ヶ崎や沖町でクマが目撃されたほか、和合町では2頭のクマが目撃されています。