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似顔絵捜査を学ぶ講習会

犯罪被害者などの記憶をもとに作成する捜査用似顔絵の講習会が県警本部で開かれました。

講習会には似顔絵捜査官や技術を学ぶ意欲のある警察職員20人が参加しました。

聞き取りによる実践演習では、捜査官役の警察官が被害者に寄り添いながら犯人の特徴を聞き出し、似顔絵を作成していきます。

ポイントとなるのは被害者に当時の状況を思い出す時間を十分に与え、誘導しないことです。

「被害者の記憶が鮮明なうちに情報をどれだけ早く引き出せるか重要となってくるので聴取の仕方を工夫する必要があるのかなと感じた。」

捜査用の似顔絵は犯人と顔を合わせる特殊詐欺やわいせつ事案のほか聞き込み捜査などでも活用され、ことし4月には迷惑防止条例違反の検挙に一役買っています。

「大きな事件で自信を持って似顔絵を描ける似顔絵捜査官が育ってくれれば大変うれしい。」

県警によりますと、ことし4月に指定された似顔絵捜査官は86人いるということです。