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酒田舞娘の壁画 完成

酒田市に新たなシンボルが誕生しました。

世界的アーティストが描く酒田舞娘の壁画が、10月9日完成しました。

メジャーリーグロサンゼルス・ドジャース、大谷翔平選手の巨大な壁画を描いたアーティスト、ロバート・バルガスさん。

酒田舞娘の壁画制作のため10月1日から庄内に滞在しています。

酒田舞娘の伝統美を、酒田港にある交流拠点「サカタント」の大きな壁に表現します。

ロバートさんは2024年、酒田舞娘がロサンゼルスで披露した舞いに感銘を受け、その美しさをぜひ描きたいと、今回のプロジェクトが実現しました。

「大枠を捉えていて、そこがプロフェッショナルな感覚だと思う。その感覚を表現できるという。」

「(楽しみですね。)凄く楽しみ!」

10月2日に始まった酒田舞娘の壁画制作。

下描きは一切行わず直接描くのが、ロバートさんの作風です。

制作開始から5日目の10月9日、いよいよ完成のときを迎えました。

かんざしや着物を繊細なタッチで描き仕上げていきます。

壁画のタイトルは「伝統」。

酒田舞娘の伝統を守り続けている芸妓 小鈴さんの信念を貫く姿勢、思いを表現したということです。

「伝統は、1回途切れてしまうと、やはり立て直しが大変だと思っている。つないでいくことに、ものすごい重圧と無力感を感じていて、ロバートさんの壁画に勇気をもらった。」

「正直少しほろ苦い気持ちです。壁画を完成させたということは、アメリカに帰らなくてはいけない。できればもう少しだけ、酒田を楽しみたかった。」

世界的な壁画アーティスト ロバート・バルガスさんによって、酒田市に新たなシンボルが誕生しました。

この壁画を通して、酒田から全国、そして世界へ。

酒田舞娘の伝統美を発信していきます。