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キノコ狩りシーズン クマに注意を
一方、キノコ狩りシーズンが本格化する山では、クマに襲われたとみられる人身被害が発生しています。
県内のキノコ愛好家からは、不安の声が聞かれました。
10月3日、宮城県栗原市の山で男女4人がキノコ狩りをしていたところ、クマに襲われたとみられる1人が死亡、1人が行方不明となっています。
また、2日には長野県でもキノコ狩りをしていた男性が遺体で見つかり、クマによる人身被害とみられています。
キノコ狩りシーズンが本格化する中、10月5日までの2日間、山形市内で開かれた毎年恒例の「東沢大きのこ展」。
会場に訪れた愛好家たちに話をくきと、やはり「クマ」が話題にあがりました。
「(もう山に入った)まだまだクマおっかなくて。」
「親子熊とばったり会ったことがある。あのときは命拾いでしたよ、やっぱりクマは嫌だね。」
このきのこ展を開いている「山形きのこの会」佐藤育子さん。
長年、山に入っているプロも頭を悩ませています。
「おいしいキノコが出始めてきているので、安心して動きたいところなんですけどまいりましたね。」
佐藤さんは、基本的なクマ対策はもちろん、離れたグループ同士で声をかけ続けるなど、クマに人間の存在を知らる対策を徹底していると言います。
「鈴や携帯ラジオは当たり前、お互い名前を呼び合うとか、離れない、姿が見えなくならないように声を出し合って確認しながらということを我々は徹底しています。」
県は、キノコ狩りの際のクマ対策として、1人で行動しないこと、音の出る物を携帯すること、遭遇した場合は背を向けずゆっくり後退するなど、注意を呼びかけています。