YTS NEWS

News

鳥海山で小学生ら3人が遭難 ヘリが発見 無事確認

9月15日、山形県と秋田県にまたがる鳥海山で遭難し、連絡が取れなくなっていた小学生2人を含む3人は、9月16日朝、捜索中のヘリに発見され無事が確認されました。

警察によりますと、東京都江東区の運送業 阿部司さん(32)と、酒田市に住む阿部さんの小学生のめい(12)とおい(9)の3人は、9月15日の朝、小学生の父親と、もう1人の兄弟の合わせて5人で鳥海山の秋田県側からの登山口から山に入り、頂上まで登りました。

そして午後4時10分ごろ、山頂の小屋から600メートルほど離れた登山道で歩くペースの違いから、父親ともう1人の兄弟が先に下山。

午後5時半ごろ、2人の後を下山していた阿部さんから、SNSで「道に迷った」と連絡があり、父親が下山途中にある小屋で朝まで待つよう指示し、「了解」と返信があったものの、その後連絡が取れなくなっていました。

警察などが9月16日午前5時半から山に入り、捜索していたところ、午前6時45分ごろ県警ヘリ「がっさん」が待機するよう指示のあった小屋の東側の登山道で3人を発見しました。

阿部さんのおい(9)は命に別状はないものの衰弱がみられるため県消防防災ヘリ「もがみ」で病院に搬送されました。

阿部さんとめい(12)は捜索隊とともに自力下山し、先ほど登山口に到着しました。

阿部さんは「ガスがかかっていて道に迷った」と話しているということです。