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「おばなざわ花笠まつり」が開幕
花笠踊り発祥の地、山形県尾花沢市では「おばなざわ花笠まつり」が開幕。
雨の中、囃子屋台などが中心部を練り歩く「まつり行列」がおこなわれました。
「にぎやかなお囃子とともに屋台が街を練り歩きます。地域が一体となり活気にあふれています。」
「まつり行列」は、江戸時代に五穀豊穣や家内安全を願い始まった伝統行事です。
2025年はおよそ300人の地域住民が参加し、神輿と4台の屋台が市内を練り歩きました。
祭り囃子を奏でる「囃子屋台」に加え、屋台の上で優雅に舞う「踊り屋台」も見どころのひとつです。
「みんな楽しみにして喜んでこういう風に集まってくる。これが終わると稲刈りが始まったり色々するので豊作への願いと感謝。」
2025年5月、8軒が全焼する大規模な火災があった市中心部の通りにも、お囃子の音が響きました。
「ここら辺はずっと商店街で、お祭りの出店も出ていたので、風景が変わってしまったのは残念。少しずつ立ち直って、またここが活気付けば。」
時折雨が激しく降るなか、参加者は午前9時から午後5時過ぎまで、市内およそ5キロの道を歩きとおしました。
「雨で髪も濡れて大変だったが、みんなと一緒に声を出しながら引っ張れるので、楽しい。二日間しかないので、大声出して頑張ります。」
8月28日は、およそ1700人が参加する花笠踊りパレードがおこなわれ、豪快な笠回しなどが披露されます。