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クマについて3つの市が合同で県に対策を求める
続いてはクマに関するニュースです。
全国、山形県内でも出没が相次ぎ人や物への被害をもたらしているクマについて、3つの市が合同で県に対策を求めました。
要望書を提出したのは、米沢市・鶴岡市・新庄市の3市です。
米沢市では、8月18日林道を散歩していた65歳の男性が親子とみられるクマに遭遇し左足首をかまれる被害がありました。
また鶴岡市では、8月19日から20日にかけて、市の中心部でクマの目撃が相次ぎ、スイカやトウモロコシが食い荒らされています。
要望書では、クマが市街地に出没する原因となっている河川敷の木々の伐採のほか、捕獲やワナの設置にかかる費用の支援の拡充など、6つの対策を求めました。
これらの要望に対し吉村知事は、「県民、市民のために協力していく」と答えました。
「河川支障木の伐採など緊急に対応すべき内容については、9月の補正予算での対応を含めて検討していきたい。」
県によりますと、県内でのクマの目撃件数は8月17日時点で839件と統計を取り始めた2003年以降最も多くなっていて、2024年1年間と比べても2倍以上となっています。
「(職員は)朝・休日関係なく問い合わせや現地に足を運ぶことがあり、現場の職員もこの暑さの中、精一杯の対応をしている。県にはぜひ早急に対策を出していただきたい。」
県ではクマを呼び寄せる原因となる家の周囲の果実や野菜、生ゴミなどを放置しないよう注意を呼びかけています。