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野菜不足の解消へ 上山市でユニークな取り組み

野菜不足の解消を目指そうと、山形県上山市でユニークな取り組みがおこなわれています。

「こちら、たった10秒、指一本で野菜が足りているかわかるベジメータです。結果が一目でわかるということもあり、皆さん興味深々です。」

この取り組みは、野菜摂取量の「見える化」を通じて、市民の食生活を改善しようと、上山市が3年前に始めました。

誰でも気軽に参加できるよう、市内のスーパーマーケットなどでおこなわれています。

指の色素量をはかり、日頃どれほど野菜が摂れているか5段階で判定。

「よかった!健康管理としてはいい数字が出てちょっとひと安心。」

「Cだった、中ほど。普段は野菜を食べない。きょうは少し食べるように買っていきましょう。」

結果をもとに、管理栄養士や保健師らが食生活についてアドバイスします。

「自炊を初めて2年、食生活にやや不安があります緊張の瞬間です・・・。D判定、やや不足気味ということで、がっかりです。」

国が目標とする一日の野菜摂取量は350グラムですが、県民の平均摂取量は291.9グラムで60グラムほど不足しているといいます。

「野菜の高騰化などがあり、なかなか摂りにくくなっているが、まず自分を知って、何ができるかな、何の野菜が安いかなと興味を持つことから、一人一人の摂取量が増えるかな。」

この活動は、今後も上山市内のスーパーマーケットなどでおこなわれる予定です。