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クマ ハチミツ求めて侵入か 米沢で外壁壊す

ハチミツを求めて侵入したとみられます。

「クマが全部やったんですか?」

「全部やった、全部クマがやった。30分ぐらいかかって。」

「ハチミツを求めて侵入したとみられます。」

8月20日夜9時ごろ米沢市関にある民宿で、体長1メートルに満たないクマ一頭が、外壁を壊しているのを、この宿を経営している岡崎さんが気づき、警察に通報しました。

外壁のコンクリートと基礎のすき間にはハチの巣があり、市ではクマがハチミツを狙っていたとみています。

岡崎さんによりますと、クマはハチの巣があった付近に10分ほどうろついた後、いったんその場を離れましたが、すぐに戻ってきて壁を壊し始めたということです。

「(外に出ると危ないので)バキバキという音を家の中で聞くしかない。コラッと言っても逃げていくわけではない。」

通報を受けて駆け付けた米沢署員の到着後、クマは行方をくらましました。

「(クマが)あまり人間を怖がらなくなってきている。前は声をかけるとすぐに逃げていったがこのあたりのクマは逃げない。逆に人間に威嚇するくらいの態度でいる。クマも昔と変わったと思う。」

現場周辺は山あいに民家も点在している場所で、市ではクマがエサを求めて再び近くに来る可能性があるとして、クマの存在を知らせる看板を設置し、注意を呼び掛けています。