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コメ生産者への前払い金「概算金」が決定

コメ生産者への前払い金「概算金」が決定し、県産米の主要3品種はいずれも2024年より大幅な増額となっています。

概算金は、県内の各JAがコメの集荷時に生産者に前払いするもので、JA全農山形は8月18日、2025年の新米の概算金を決定しました。

一等米60キロあたりで、つや姫が3万1000円、雪若丸が2万8600円、はえぬきが2万8000円で、いずれも2024年より「1万1500円」の大幅な引き上げとなりました。

JA全農山形は、肥料や資材価格など、生産コストの上昇や記録的な暑さや雨不足による影響を考慮したとしています。

また、高温でコメの収穫時期が早まっているほか、集荷競争が激しくなることが予想されるとして、例年より3週間ほど早く概算金を決定したということです。

物価高騰や異常気象に苦しむ農家からは、概算金の大幅アップを歓迎する声が聞かれました。

「(収量が)去年はかなり良くなくて今年も同じような天気なので、収量が少し心配だが今までにないほど(概算金が)大幅に上がって、まず精神的には大変喜んでいる。」

概算金の大幅な増額により、新米の小売価格の値上がりも予想されます。