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困難乗り越え 酒田市特産「刈屋梨」収穫へ

酒田市の和ナシの産地では、去年7月の記録的な大雨やこのところの雨不足など、幾多の困難を乗り越えあと1週間ほどで収穫の時期を迎えます。

酒田市の秋の味覚を代表する「刈屋梨」。

去年7月25日、収穫までおよそ1カ月となる中、記録的大雨が刈屋地区を襲いました。

畑近くの川が氾濫し、刈屋梨を栽培する伊藤光一さんも所有する畑の1.2アールほどが濁流に飲まれました。

被災後からナシ棚の復旧と栽培を並行して行ってきた伊藤さん。

ようやく収穫の時期を迎えようとしています。

【やまよ梨園・伊藤光一さん】「何かしら毎年。去年の大雨、今年の少雨、毎年色々あるが、何とか収穫の時期を迎えられて(ほっとしている)。」

去年の大雨から一転、今年は雨不足にも悩まされました。

7月の酒田市の降水量は3ミリ程度で、ナシの成長を妨げる要因に。

【やまよ梨園・伊藤光一さん】「(少雨で)梨の玉が小さいのが問題だが、日光が(ナシの)甘さを増すので、雨がない分、甘さがのっている。」

様々な困難を乗り越え1週間ほどで収穫が始まります。

【やまよ梨園・伊藤光一さん】「私のナシがおいしいと来てくれる常連さんもいるので、期待に応えられるように、おいしいナシを提供できるように頑張りたい。」