YTS NEWS

News

遊佐町 ミニカーをつるして先祖を迎える変わった風習

お盆を迎えた遊佐町の一部の地区では先祖の霊を迎えるために軒下にある物をつるす変わった風習が受け継がれています。
住宅の軒下につるされている物。
それは…
ミニカーです。
ここは、遊佐町の水上地区。こちらにも…こちらにも…
これは一体、どんな意味が込められているのでしょうか?
「ミニカーは毎年お盆のときに飾っていて、おばあちゃんから聞いた話だと、こういう車を飾ることで、ご先祖様が家に帰るときに、早く帰って来れるように、より楽しんで帰って来れるようにという意味があるらしい。」
一般的にはキュウリやナスなどで作る精霊馬を飾りますが、遊佐町では、家の軒下にミニカーなどをつるす風習が、昔から大切に受け継がれています。
各家庭でつるす乗り物は様々。電車や蒸気機関車をつるす家もありました。
「私はずっとこれを見て育ってきたので、お盆にミニカーをつるすことは当たり前だし、ちゃんと意味が込められているので、こういう風習を続けていきたいと思う。」