またクマによる人的被害が発生しました。
10日午後9時35分ごろ、戸沢村古口の住宅地で、地区の夏祭りから歩いて帰宅していた会社員の男性（65）が体長およそ1.5メートルのクマに襲われました。
男性は左のほほや手首などを引っかかれ、病院に搬送されましたが、命に別状はありません。
「最初、人の喧嘩と思ったが、ベランダから見たらクマにやられた人がいた。（危ないので）きょうも家にいようと思う。」
現場は戸沢村役場から西におよそ200メートルの住宅地で、付近の畑ではクマのものとみられる足跡や食い荒らされたトウモロコシが確認されました。
村では、箱ワナを設置したほか、花火を打ち上げるなどして、警戒を強めています。
県内でのクマによる人的被害は今年に入ってからこれで5件目です。