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参議院選挙 熱い舌戦 各候補者の終盤の戦い

「審判の時」があさってに迫った参議院選挙。ここからは、支持拡大に向け各地で熱い舌戦を繰り広げている各候補者の終盤の戦いをお伝えします。

山形選挙区に立候補しているのは届け出順に、無所属・現職の芳賀道也さん(67)、参政党・新人の佐藤友昭さん(52)、自民党・新人の大内理加さん(62)、共産党・新人の三井寺修さん(45)、NHK党・新人の大貫学さん(67)の5人です。

現職の芳賀さんの陣営には、今月14日と15日、支援を受ける国民民主党の古川元久代表代行が応援に駆け付け、終盤戦に向けて結束を高めました。芳賀さんは選対本部長の舟山康江参院議員を中心に、非自民系の議員らと連動した選挙戦を展開。1期目の実績をアピールするとともに、与党への批判を強め、政権批判票の上積みを図ります。

【無所属・現職 芳賀道也候補】
「選挙前になって2万円配る、国民から集めた税金を自由民主党の選挙に有利になるように使う、こんな発想をするような与党は信頼も置けないし、許しておけないと思いませんか皆さん。1票の力で変わるんです。変えようではありませんか」

参政党の佐藤さんは終盤戦も街頭演説を中心とした選挙戦を展開し、その様子をライブ配信するなど、SNS戦略にも力を入れています。党が掲げる「日本人ファースト」や「積極財政」を軸に、地域の農業や生活を守る政策を訴えます。

【参政党・新人 佐藤友昭候補】
「日本人ファースト、要は国民目線ってことですよ、簡単に言うと。今までと同じような政治だったらどうなるって?まだ増税されますし、外国資本どんどん入ってくるんじゃないですか。今変えなきゃいけない」

自民党の大内さんは、序盤から大物を投入する空中戦を展開。昨日は選挙戦初日に県内入りした小泉進次郎農水大臣が再び駆け付け、コメ政策をアピールするとともに「政権を担えるのは自民党だ」と訴えました。大内さんも「安定した政権運営のため参議院の議席が必要」と強調。最後まで自民党の組織力をフル回転させ、議席奪還を目指します。

【自民党・新人 大内理加候補】
「これだけ地方の課題が山積しているのに、この県の大切な参議院の議席は2つとも野党が握っている。これは歯がゆいことです。必ず1議席を奪還して皆様の声を届け、そして私は実現をしていきます。そのためにどうか私に1議席を与えてください」

共産党の三井寺さんは街頭演説に力を入れた選挙戦を展開し、この日は最上・庄内地域で10カ所以上の街頭に立ちました。消費税の減税や最低賃金の引き上げを訴えるとともに、政治の改革には党の躍進が必要だと強調します。

【共産党・新人 三井寺修候補】
「自公政権とその助け舟を出している一部の野党。どちらが伸びても政治は変わりません。本物の改革を実現する政党、日本共産党の躍進が今大きく求められています」

NHK党の大貫さんは今月12日、公示日以降初めて県内入り。街頭に立ち平和憲法の維持や物価高対策などを訴えました。

参院選の投票日はあさって20日となっています。