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フラワー長井線 白鷹町の高校生のプロジェクト開始

高校生の視点でローカル鉄道の魅力を伝えます。

利用客の減少や運転士の不足など、厳しい状況が続くフラワー長井線を応援しようと、白鷹町の高校生によるプロジェクトが始まりました。

このプロジェクトは、フラワー長井線を盛り上げようと、荒砥高校の3年生と山形鉄道が協力して初めて企画しました。

生徒たちは、フラワー長井線を絡めた旅企画やグッズの開発などに挑戦します。

7月14日は、山形鉄道の職員を招いて、歴史や現状について学んだあと、実際に販売されているグッズをもとに、新たな商品開発に向けたアドバイスを受けました。

「失敗を繰り返しながら私たちもやっているので、何かを作るということは皆さんの思いを込めて作ってもらえれば十分だと思う。」

フラワー長井線を運行する山形鉄道では、2025年4月に運転士が相次いで退職した影響で、上下線合わせて8本の運休が続いています。

また、利用客も1990年度のピーク時には144万人いましたが、2024年度は43万人にまで減少しました。

一方、荒砥高校では、全校生徒の36.7パーセントが通学にフラワー長井線を利用するなど、欠かすことの出来ない公共交通機関です。

「今後なくなってしまったら荒砥高校に他の市から通う人もいるので大変になる。」

「来てくれる客が楽しい思い出になるような企画にしたい。」

取り組みの集大成として、2025年10月には、生徒たちがガイドになり、フラワー長井線に乗って町内の隠れた名所を回るイベントなどを予定しています。

「フラワー長井線盛り上げるぞー。おー!」