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参院選 「空中戦」各陣営が大物投入

今回の選挙で勝敗のカギを握るとされているのが、山形を含めた全国32の1人区です。

山形の1議席獲得に向け、県内にも与野党から連日大物が県内入りし、空中戦の様相を呈しています。

山形選挙区に立候補しているのは届け出順に、無所属・現職の芳賀道也さん(67)、参政党・新人の佐藤友昭さん(52)、自民党・新人の大内理加さん(62)、共産党・新人の三井寺修さん(45)、NHK党・新人の大貫学さん(67)の5人です。

無所属・現職の芳賀さんの陣営には、推薦を受ける国民民主党の幹部が駆け付けています。

7月6日には榛葉賀津也幹事長が、与党の公約である現金2万円の給付を批判しました。

また、9日には玉木雄一郎代表がJR山形駅前で街頭演説を行い、党が掲げる「手取りを増やす政策」を訴えました。

「今物価高騰対策で金額的にも、あるいはスピードにおいても、一番早くて確実なのは我々国民民主党が言っている所得税の控除額をもっと上げることなんですよ。皆さんの力で芳賀道也を再び国会に戻していただくことによって長く続いた古い日本の政治のあり方を根本から変えていく大きな変革の第一歩にしたいんです。」

さらに県連単位で支援を受ける立憲民主党からは、河北町出身の吉田晴美衆議院議員が駆け付け、野党の連携もアピールしています。

自民党・新人の大内さん陣営には、小泉進次郎農水大臣や森山裕幹事長など、序盤から大物が次々と投入されました。

その後も、茂木敏充前幹事長や小野寺五典政調会長らが次々と県内入り。

そして、11日には、山形市と南陽市で党総裁である石破茂総理が演説を行い、物価高対策として公約に掲げる現金給付の必要性などを訴えました。

「どんな人にも減税で本当にいいのか、困っている人に早く重点的に手当てをしましょうよ。それが給付金なんであって忘れてはいけません。消費税は医療・年金・介護・子育てそのために使う大切なお金なんです。この山形から新しい日本をつくりたいそういう思いから大内理加は全身全霊やっていく。」

さらに、7月13日は小池百合子東京都知事も鶴岡市で応援演説を行いました。

党本部では、終盤戦での支持拡大に向け、今後も応援弁士を県内入りさせる予定です。

共産党の新人 三井寺さんのもとには、選挙戦2日目に小池晃書記局長が駆け付け、消費税の減税などを訴えました。

「参議院でも自民党・公明党を少数にする、そういう選挙にしようではありませんか。この山形選挙区は自民党と、そして自民党に助け船を出す補完勢力の候補と真っ向勝負の選挙です。野党の市民の代表と言える候補者はこの山形では三井寺修さんしかおりません。」

参政党の新人 佐藤さんの陣営では、党の神谷宗幣代表が7日に山形市中心部で街頭演説を行い、自公政権を批判しました。

「我々が今の政府にぶつけたいのは、日本人ファーストでやってくれということですよ。国民の暮らしをまず守ってくれということを強くぶつけていきたいと思っています。我々の思いそして佐藤友昭さんの世の中の不条理に対する怒りこれを皆さんにきょう感じ取って帰っていただいて、今回の選挙は是非佐藤友昭、佐藤友昭に一票入れてください。」

NHK党の新人 大貫さんは、組織に頼らない選挙戦を展開しています。

7月12日には、公示日以降初めて県内入りし、平和憲法の維持などを訴えました。