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山形労働局長が建設現場に出向き安全パトロール

山形労働局長が建設現場に出向き事故防止を呼び掛ける安全パトロールが山形市で行われました。

7月1日からの「全国安全週間」に合わせ山形市七日町の山形銀行本店を含む新たなビルの建設現場で行われた安全パトロール。

2024年、県内で発生した労災事故のうち4分の1以上を占める転落や転倒事故の防止を呼びかけるため島田博和山形労働局長が、足場など高い所の転落防止策や、段差や資材につまづかないような対策がとられているかなどを点検しました。

またこの時期の建設現場ならではの光景も・・・。

「きょうも県内は31度を超える暑さが予想されています。現場付近には『危険』と書かれたのぼり旗が設置されている。作業をする方に視覚的に暑さ対策を訴えかけます。」

こちらの現場では作業着にファンがついた「空調服」を着たり、体温が上がったことを音で知らせる時計型の端末を身に着けたりして作業にあたっています。

そして、こちらの現場で2024年から取り入れたのが、「AVA」と呼ばれる熱中症対策。

氷水に手を入れて冷えた血液を体内に循環させ熱中症の要因の一つ「深部体温」の上昇を防ぎます。

「結構冷たいですよ、体温が上がってきた体にはこの冷たさが効く。長時間暑い中で作業される方にとってはオアシス。」

このほかビニールハウスの中をクーラーで冷やした休憩スペースなども設置されています。

山形労働局ではこれらの対策以外にも作業員個人に対する「心配り」も重要だそうです。

「体調の良し悪しとか、色々焦りもあるかもしれないが、メンタルの状態が悪いと労働災害につながり得る。そういうところもケアしてもらいながら作業してもらえたら安全対策につながる。」