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サクラの樹勢を回復 小学生らが土づくりの手伝い
長井市では地元の小学生らが樹齢1200年を超えるサクラの名木の樹勢を回復しようと土づくりのお手伝いをしました。
子どもたちが作業をしているのは長井市のサクラの名木「伊佐沢の久保ザクラ」の木の下です。
樹齢は1200年を超え、国の天然記念物にも指定されていますが、痛みや病気が進んでいて現在は、枯れかかっています。
市では20年ほど前から地元の伊佐沢小学校や保存会と協力して樹勢の回復作業を行っていて、6月16日は、6年生8人が作業にあたりました。
はじめに作業を監修している樹木医から「久保ザクラ」は幹の中から不定根と呼ばれる根を伸ばして生きている状態だと説明を受けました。
そのあと不定根が土の中で根を張りやすい環境をつくるために土の上に落ち葉や米ぬかを被せる作業を行いました。
「お守りみたいな神様みたいな存在。元気になって花をたくさん咲かせてほしいという気持ちで作業をしました。」
市によりますと、現在は南側に枝が伸びるなど、作業を始めたころと比べて樹勢は回復してきているということです。
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