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戦後80年 戦没者の遺品など紹介 展示会・白鷹町
太平洋戦争の終戦からことしで80年です。白鷹町では県内の戦没者の遺品などを 紹介する展示会が開かれています。
戦後80年を迎える節目の年に、平和の尊さや戦争の悲惨さなどについて改めて考えてもらおうと白鷹町が企画しました。会場の中央公民館のホールでは、県内の戦没者の遺品や当時の写真などおよそ40点を紹介しています。こちらは激戦地、ニューギニアのジャングルで見つかった旧日本軍のヘルメット「鉄帽」です。へこんでいる部分は、銃弾が当たった場所とみられ、そこから大きな亀裂が走っているのがわかります。また、こちらは山形市出身の特攻隊員が両親に残した遺書。「人柱になることは家の誉れと郷土の誇りだと思い非常にうれしい」と書かれたすぐ後に「ご両親様へ 充分 孝養もできず残念」などと記され、当時の隊員の胸の内をうかがい知ることができます。
【白鷹町健康福祉課 村上久美係長】
「悲惨な歴史を繰り返してはならないということをしっかりと伝え続けていかなくてはいけないと思っている。多くの方に見ていただいて感じてもらいたい」
この展示会は「白鷹町中央公民館」で町の戦没者追悼式が行われる今月20日まで開かれています。
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