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高畠町の贈収賄事件、町職員に懲役2年6カ月を求刑

高畠町が発注した橋の補修設計に関する贈収賄事件の初公判が開かれ、検察側は町職員の男に対して懲役2年6カ月を求刑しました。

高畠町建設課の係長、小梁川守被告(49)は、橋の補修設計などに関する指名競争入札で、事業価格を漏らす見返りに、南陽市の明光技研の社長、高橋則雄被告(58)から、無利子・無担保で現金およそ100万円を受け取った加重収賄などの罪に問われています。

高橋被告は、謝礼などとして小梁川被告に金を送った贈賄などの罪にそれぞれ問われています。

初公判で2人は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

被告人質問で小梁川被告は「ギャンブルで借金ができ、ヤミ金に手を出した」「高橋被告から受け取った金で返済したかった」などと話しました。

検察側は「公務員という立場の自覚が足りず、町民や県民の信頼を損なう悪質な犯行」と指摘。

小梁川被告に懲役2年6カ月と追徴金およそ100万円、高橋被告に懲役1年6カ月を求刑しました。

一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めています。

判決は6月13日に言い渡されます。