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山形県内初の女性ボートレーサーが誕生

山形県内初の女性ボートレーサーの誕生です。

今週末に行われるデビュー戦を前に意気込みを聞いてきました。

「水上の格闘技」とも呼ばれるボートレースの世界に足を踏み入れたのは、谷地高校出身の阿部未侑選手(19)です。

高校時代カヌー部に所属し、2年生で国体優勝を経験。

3年生の時にはインターハイで頂点に立つなど、輝かしい成績をおさめました。

そんな阿部選手がボートレーサーを目指したきっかけは、当時のカヌー部顧問からの一言でした。

「谷地高校の木村先生が『ボートレーサーどう?』と急に言ってきてボートレーサーが気になって、携帯でいっぱい調べてこんな感じなんだ。」ボートレーサーになるためには、身長や体重以外にも、様々な条件をクリアする必要があります。阿部選手は

ボートレーサーの条件に自分が適していることや、家族の勧めもあり養成所を受験。

1121人の受験者に対して合格者52人という狭き門をくぐり抜け、2024年4月養成所に入りました。

「(家族から)『頑張ったね』『ありがとうね』と家族で盛り上がって、その日は盛大にパーティーしたのを覚えている。」

その後、一年間の厳しい訓練に耐え、阿部選手を含む29人が136期生としてボートレーサーの道を歩み始めています。

超タフなレーサーになりたいと考えていて、いつまでもバリバリ一生懸命動いて、この子いつまで動くんだと言われるくらいのレーサーになりたい。

阿部選手は5月11日、東京・平和島でデビュー戦に挑みます。

「ミスが無いように最後まで諦めず走って完走できるように集中して初心を忘れずにやっていきたい。」