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学校のシンボル「シダレヤナギ」の未来を考える授業

山形県天童市の小学校では、学校や地域のシンボルとなっているシダレヤナギの未来を考える授業が行われました。

この授業は、天童市立津山小学校の総合学習の一環で、グラウンドにたたずむシダレヤナギの未来を考えることを目的に行われました。

樹齢およそ150年のシダレヤナギは2024年12月、木の治療などを行う樹木医による樹木診断を実施。

その結果、木の内部が腐っていて、倒れたり、幹が折れたりする可能性がきわめて高いことから、伐採されることが決まりました。

4月30日は樹木医が「緑の少年団」として植林活動などを行う6年生24人にシダレヤナギの現状を説明。

また、子どもたちはシダレヤナギが伐採されたあと取り組みたいことについて意見を出し合いました。

そして、シダレヤナギを小槌で叩いた音を聞くことで空洞化していることを確かめていました。

「ずっと続いてきたヤナギの木なので、切られると言われると悲しいです。もう一回、大きいシンボルをまた植えたい。」

「腐ってたりしてることに深刻さを感じた。切り株を残して水筒置きとかベンチとかにしたらいいんじゃないかと言いました。(地域にとってどんな存在)誇りでしかない。」

シダレヤナギは、5月9日に伐採され、12日には児童がさし木について学ぶ実習を行う予定です。