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山形県鶴岡市 潜水調査中の職員死亡事故 県が会見

4月2日、山形県鶴岡市の県水産漁業研究所の職員が潜水調査中に死亡した事故を受けて、県が会見を開きました。

4月2日、鶴岡市温海の沿岸で漁業研究のため潜水調査をしていた県水産漁業研究所の職員五十嵐大将さん(31)が海底に沈んでいる状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。

県によりますと、潜水調査は原則2人1組で行う取り決めがありますが、事故当時は五十嵐さんが1人で潜水し、もう1人は陸から監視していました。

【県農林水産部 小泉篤次長】
潜水知識や救助ノウハウを持っていない職員が監視していたがそのことを所長は承知しておらず、副所長は見過ごしていた。

昨年度は潜水業務全17回の内、(潜水担当者が)一人で潜水した回数が7回だった。

また、潜水作業は所長の許可が事前に必要でしたが、ほとんどが事後報告になっていたということです。

県は今後、潜水調査の規定の見直しや、職員向けの研修など再発防止策を徹底するとしています。