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「やまがた舞子」の入社式 伝統芸能の継承誓う

踊りや唄で山形の伝統芸能や料亭文化の魅力を伝える「やまがた舞子」に3人の新人舞子が加わりました。

華やかな着物に身を包む3人の女性たち。

「やまがた舞子」になることを夢見て門をくぐった舞子の卵です。

やまがた舞子15期生のゆかりでございます。

県内の芸妓文化が最も栄えたのは昭和初期から大正時代にかけて。

当時は150人の芸妓がいましたが、平成になる頃には10人ほどまで減り、後継者不足が課題となっていました。

そこで、1996年山形商工会議所や山形市観光協会が中心となり「山形伝統芸能振興株式会社」通称やまがた紅の会を設立し、「やまがた舞子」を育てることで伝統文化を存続させてきました。

4月4日、不安や期待を胸に新たなスタートを切った3人のやまがた舞子は、式が終わると、ホッとした表情をみせていました。

【春乃さん】
「(きょう、式中は結構緊張していた?)準備をする段階から3人みんなで緊張するねって話をしながら準備をしていたのですが、協力し合って入社式を終えられたと思う。」

3月、高校を卒業したばかりの大江町出身の春乃さんは、高校3年生の時、舞子の一日体験がきっかけで「やまがた舞子」の道を志したといいます。

【春乃さん】
名前の通り、春のようにあたたかく華やかな雰囲気でお客様をおもてなしできるような舞子さんになりたい。 

新人舞子のお披露目会は、5月30日に行われる予定です。