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いざというときに命を守るポイントは 消防に聞く

 誰もが当事者になる可能性のある火災。いざというときに命を守るポイントを山形市消防本部に聞きました。

 教えてくれるのは山形市消防本部予防課の今野さんです。
 消防庁のまとめによりますと住宅火災による死者数を出火原因別でみると「電気器具」がもっとも多いということです。

【山形市消防本部予防課 査察係消防司令 今野和義さん】
「電気コードの劣化による電気配線からの出火やたこ足配線などで出火の原因になることが多い」

 火災を予防するためにコンセントにたまったホコリを取り除き、不要なプラグは抜くことが大切です。
 そして、万が一火災が発生したとき逃げ遅れを防ぐために重要なのが「火災警報器」。
 
 現在すべての住宅に火災警報器の設置が義務付けられていますが、県内の設置率は2023年6月時点で83.9%と全国平均をわずかに下回っています。

【山形市消防本部予防課 査察係消防司令 今野和義さん】
「就寝中でも煙を感知して音を鳴らしてくれる。もしくは2階部分から逃げる場所の階段で鳴るので素早く気づいて逃げることが可能になる。電池交換、点検等をしていただき常に作動するようにしていただければと思う」

 火災が発生したときに「どのように逃げるか」も重要です。
 火災を想定した煙からの避難を体験しました。
 
【山形市消防本部予防課 査察係消防司令 今野和義さん】
「(真っ白で視界が悪くなっていますね)まず一番最初に煙は天井・2階へ上がっていく。ぶつかったところから横に広がるという性質なので姿勢を低くして煙から逃れることが重要」

 火災に備え、日頃から家族で話し合ったり避難経路を確保したりすることも大切です。

【山形市消防本部予防課 査察係消防司令 今野和義さん】
「階段に物があったり避難するのに障害となってしまうようなものがあると思う。そういったところも常に家族みんなで話し合っていただいて逃げる経路を確保することにも気を付けてほしい」