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山菜採りで遭難相次ぐ「携帯電話持って入山を」

 山形県内で山菜採りによる遭難が相次いでいます。県警では天候や体調を確認した上で携帯電話を持って入山するよう呼びかけています。

【県警本部生活安全部地域課 氏家泰彦次長】
「山菜採りに伴った山岳遭難のほとんどが4月、5月、6月の3カ月に集中している。」

 県警によりますと4月16日から5月7日までの3週間で発生した山菜採りによる遭難は7件で1人が亡くなりました。

 2024年山菜採りで遭難した人の平均年齢は79.9歳でスキーなどで遭難する人より年齢層が高い傾向にあるということです。

【県警本部生活安全部地域課 氏家泰彦次長】
「道迷いによる遭難がほとんどを占めている。それ以外にも体力的な衰えから疲労で動けなくなったというのもありますし転んでけがをしたというのもある。」

 実際にこのような場面に遭遇した時に役立つものは「携帯電話」だと言います。

【県警本部生活安全部地域課 氏家泰彦次長】
「(携帯電話は)助かる、助からないの分け目だと思ってもらってもいいと思う。助かるケースは大体これ(携帯電話)を使っている。」

 携帯電話を持って山に入ることで緊急時に連絡が取れるほか、位置情報を確認できるため発見につながりやすいということです。
 また遭難しないためには天候や体調を確認することや「万が一の備え」が重要だといいます。

【県警本部生活安全部地域課 氏家泰彦次長】
「入山する前には家族や知り合いに行先や何時ごろに帰るなどの予定を告げて入山すること。水や食料、保温するための服装やシートなどまさかの時の備えの物をしっかりと持って入ることを気をつけていただければ」