YTS NEWS

News

消防協会元会長の不正支出900万円に

 地域の消防団長で組織する「山形県消防協会」の元会長の男性が、多額の交際費を不正に支出していた問題です。協会と第三者委員会は共同で会見を開き、元会長の不正支出だけで、約900万円になると明らかにしました。

【山形県消防協会 伊藤力 会長】
「不正流用を是正できなかったことに対し、県民の皆さま並びに、消防行政に携わる皆さまに心よりお詫びを申し上げます。大変申し訳ございませんでした」
 
 この問題をめぐっては、2019年に、元会長の男性が多額の酒や果物などの贈答を繰り返していたことが発覚。県の調査を経て、2020年に第三者委員会を設置し、2014年度から2017年度分の調査を行ってきました。
 
 第三者委員会などによりますと、元会長は、酒や果物などの贈答のほか、本来役員は無報酬とされているところ、日当として報酬を受け取っていたり、協会の関係者以外を出張に同行させ、その旅費と宿泊費を支払ったりしていました。不正支出の総額は約900万円になるということです。
 このうち、約600万円は私的流用とみられ、消防団員38人分のディズニーランドの入園料や、選挙見舞い・当選祝いなどが含まれています。
 元会長は、第三者委員会の聞き取り調査に対して、返還の意思はほとんど示していないということです。

【第三者委員会 伊藤明彦 委員長】
「『不正の意図はない』という答えが多かった。あんまり悪びれた感じは受けなかった」

 また 前会長についても、タクシー代や芸妓への花代として、約60万円の不正支出が確認されていて、協会は、今後 元会長と前会長の2人に対し返還請求を行うほか、元会長については、業務上横領の疑いで警察に被害届を出す予定です。