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仏像80年ぶり里帰り かつて寒河江市慈恩寺所蔵

 かつて山形県寒河江市の本山慈恩寺が所蔵し、現在は東京国立博物館で保管されている仏像が、約80年ぶりに里帰りしました。

 仏像は6日、寒河江市の交流拠点施設「慈恩寺テラス」に到着しました。

【小坂深和アナウンサー】
「今、十羅刹女像が開封されます。寒河江の地に戻ってくるのは約80年ぶりです」

 里帰りしたのは「十羅刹女像」のうちの1体で、かつて本山慈恩寺が所蔵していた「木造羅刹女立像」です。「十羅刹女像」のうちの4体は、今も慈恩寺が所蔵していますが、1体は1943年、山形市の慈光明院に譲り渡されました。その後、慈恩寺の4体が国の重要文化財に指定されたことで、その貴重さを感じた慈光明院の当時の住職が1989年、この羅刹女立像を保管するよう、東京国立博物館に依頼しました。

【東北古典彫刻修復研究所 渡辺真吾 副所長】
「東京の博物館で見られるということと、改めて この本山(慈恩寺)のふもとに帰ってきて、皆さんに見てもらう、手を合わせてもらえるということは、全然意味が変わってくるのではないか」

 里帰りした「木造羅刹女立像」は、7日から慈恩寺テラスで展示されています。
 また 本山慈恩寺では、羅刹女立像5体を引き合わせての公開も検討しているということです。