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参院選 「政策を問う 憲法改正・安全保障」

 参議院選挙企画。5日は「憲法改正、外交・安全保障」がテーマです。議論が進む憲法改正の必要性や日本の外交・安全保障について、有識者の考え、各候補者の訴えをお聞きください。

 政治学が専門の東北大学大学院の河村和徳 准教授は、ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに、日本は『安全保障の再編の時期』を迎えていると指摘します。  

【東北大学大学院 河村和徳 准教授】 
「今回のロシアのウクライナ侵攻によって、冷戦の中で形作られた戦後の東西対決の構造が変わろうとしている。憲法を守るだけではなくて、何を追加していくのかを考えなきゃいけない環境が生まれている。自衛隊のあり方についても、どこまで軍事力として認めて防衛力を高めていくかっていう話は避けられない状況。ある部分で言うと、安全保障の再編という中で、日本はどういう方向性を持っていくべきかっていうところは争点として上がってくることになるだろう」

 それでは各候補者の訴えです。山形選挙区に立候補しているのは届け出順に、政治団体・参政党の黒木明さん。国民民主党の舟山康江さん。共産党の石川渉さん。NHK党の小泉明さん。自民党の大内理加さんの5人です。

【国民・現 舟山康江 候補】
「日本国憲法、戦後一貫して変わっていないが、解釈でどんどん変わっている、これは大問題。解釈の余地が非常に大きい。行間が多いと言われている。そういう中、政権が都合良く解釈できるような今の憲法で良いのか、もっともっと細かく書き込んで恣意的な解釈ができないようにするべきではないかと。私たちは憲法の議論をずっと重ねてきた。まずは議論するところから始めなければいけない」

【自民・新 大内理加 候補】 
「信じられないことに21世紀に戦争が起きているという現実の中、私たちは命と暮らしを守る前提に平和があるんだということを痛切に感じている。我が国を取り巻く国内外の環境を鑑みたとき、必要に応じて憲法は改正すべき。自民党では自衛隊の明記、緊急事態の対応、合区解消。そして教育の充実を提示しているので、その実現をはかりたい」

【共産・新 石川渉 候補】 
「日本を守るために憲法を変える必要はない。世界の国ごとに、どんな憲法を持っていても個別的自衛権はあるというのが国際法上の解釈。日本が万が一攻められるということがあった場合には、個別的自衛権を根拠にして、日本から反撃をしていくことになるので、憲法を変える必要はない」

【N党・新 小泉明 候補】
「戦後の古い憲法であり、アメリカの押し付けみたいな形の憲法。都合の良いようにとられている。自国を守るという防衛の面でも、憲法は日本人に合ったように直していく、変えていくのは必要」

【参政・新 黒木明 候補】 
「自民党の進める憲法改正、例えば緊急事態条項といったものは反対。日米防衛協定は維持しつつ、日本は日本を自分で守るような法整備も必要」