YTS NEWS

News

「深刻」肥料価格の高騰 農家から悲痛の声

 原油価格の高騰やウクライナ情勢などにより、農業に使う肥料価格の高騰が深刻となっていて、山形県の農家からは悲痛な声が上がっています。

【四季ふぁーむ 土屋喜彦 社長】
「去年とおととしと米価が大幅に下落した中、燃料も値上げで、今度は肥料で、かなりショックを受けている」

 急激な肥料の値上がりに頭を抱えているのは、寒河江市で農業法人を経営し、米やサクランボなどを栽培している土屋喜彦 社長です。
 5月31日、JA全農は6月から10月までに販売する肥料の価格を発表しました。5月までの価格と比べ、輸入の尿素が94%、塩化カリウムが80%の値上がりとなっています。
 ロシアによるウクライナ侵攻や中国の輸出制限、原油価格の高騰などが背景にあります。土屋社長の水田の作付面積は、つや姫やはえぬきなど計44ヘクタール。一年で使う肥料は約22トンにも及びます。

【四季ふぁーむ 土屋喜彦 社長】
「(肥料代として)年間370万から多い時で420万かかっている。単純計算で2倍になると800万近くになり、まるっとコスト増になるので厳しい状況」
 
 農家にとって、二重苦、三重苦となっているこの状況に、周囲からは農業の継続が難しいという声も聞こえてくるといいます。

【四季ふぁーむ 土屋喜彦 社長】
「大規模、小規模関係なく、みんな不安を通り越して、若干もう諦めているようなところもあり、何とかならないのかと」
      
 土屋社長は、農業を守るためにも、国や県からの支援が必要だと訴えています。

【四季ふぁーむ 土屋喜彦 社長】
「国民の胃袋を預かっているという自覚があり、守って行くためにも、県としても国としてもサポートしてもらえたら助かる」