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「カド焼きまつり」にもウクライナ情勢の影響

 今週末に始まる山形県新庄市の春の風物詩「カド焼きまつり」。今年は新型コロナに加え、ウクライナ情勢という思いもよらぬ試練を乗り越えての開催になります。

 古くから「カド」の異名で親しまれてきたニシン。豪雪地の新庄では、冬場に新鮮な魚が手に入りにくかったことから、春の訪れを告げる魚として春告魚(はるつげうお)と呼ばれます。

【金田さかな屋 金田ひとみさん】
「(新庄では)カドだにゃ、カドの季節だにゃって言う。やっぱり冬に辛抱した分、喜びの魚かな」

 例年大型連休中に、新庄市の最上公園で開催される「カド焼きまつり」。
 しかし新型コロナの影響で、2020年は中止、去年はテイクアウトのみでの開催を余儀なくされました。主催する新庄観光協会は「今年こそは」と、コロナ禍前の規模での開催を見込んでいましたが。

【新庄観光協会 高橋圭一 事務局長】
「2月中旬以降ロシア、ウクライナの問題の影響で魚が入って来なくなってしまった。思わぬ余波を受けてしまった」

 祭りでは、大ぶりで脂ののりが良いロシア産を使い、例年5千匹ほどを販売してきました。しかし、ロシアからの輸入が滞った影響で、卸売業者の仕入れの見通しが立たなくなったということです。
 一時は開催できない可能性もありましたが、ロシア産2千匹と、ノルウェー産と国産計数百匹が確保でき、何とか開催の見込みが立ちました。
 今年もテイクアウトのみでの開催ですが、苦境の中での開催に、主催者はホッと胸をなでおろしています。

【新庄観光協会 高橋圭一 事務局長】
「方法は以前と違うが、開催できる喜びはある。サクラとお買い求めいただいた会場の雰囲気ともども自宅に持ち帰り、食してもらえれば」

「新庄カド焼きまつり」は、4月29日(祝.金)から5月5日(祝.木)まで開催され、1匹1000円でテイクアウトできます。