YTS NEWS

News

藤井聡太五冠が登場「人間将棋」3年ぶり開催 天童市

 山形県天童市では、17日春の伝統行事「人間将棋」が行われました。3年ぶりの開催となった今回は、藤井聡太五冠が登場し、会場を盛り上げました。

 満開のサクラとなった会場には、全国から将棋ファンたちが集まりました。新型コロナ対策のため定員を660人に制限。これに対し観覧応募の倍率は18倍にもなりました!みなさんのお目当てはもちろん・・・

【観覧客(奈良から)】
「(Q.何をお目当てに)藤井くんを目当てに」
【観覧客(秋田から)】
「(Q.お目当ては)藤井聡太先生です。サクラもすごいですが(藤井)先生の輝きには負けるかもしれない」

 人間将棋には初めて参加する藤井聡太 五冠。対局の前にはトークショーが行われました。

【藤井聡太 五冠】
「将棋盤が予想していた以上の迫力で、本当に圧倒されている」

 そして会場の将棋ファンたちへ、上達へのアドバイスも送りました。

【藤井聡太 五冠】
「自分に合った方法がいいのかなと。何よりも楽しく続けるということが一番上達への近道になると思う」

 トークショーの後は、いよいよ佐々木大地 六段との対局へ。
 藤井五冠の指揮のもと動く駒武者たちも、気合が入ります。

【藤井五冠の王将】
「藤井先生にお任せして(王将として)どっしりと構えて戦いたい。熱戦を期待して最後は藤井先生に勝ってほしい」

 そして、藤井五冠も武者装束に身を包み、対局が始まりました。

【藤井聡太 五冠】
「本日は天童にお招きいただき、大変うれしゅうござる。全軍を躍動させ勝利を目指したい。いざ尋常に勝負!」

 対局中は、『武者言葉』での掛け合いを交えながら、会場を盛り上げます。

【佐々木大地 六段】
「藤井殿であれば、そうくると思った。まずは角の頭を守ろう7八金」
【藤井聡太 五冠】
「それではこちらも角頭を守るとしよう3二金」

 人間将棋では、全ての駒を動かさなければならないという独自のルールがあります。両者初めての人間将棋とあって、慣れないルールに苦戦しながらも、盤上で駒武者たちを躍動させていました。

【解説 木村一基 九段】
「不動駒がゼロということになりました。(会場拍手)」

 巧みに攻め続ける藤井五冠が、少しずつ佐々木六段を追い詰めていき、開始から約1時間後…。

【佐々木大地 六段】
「東軍の皆には申し訳ないが、ここまでか...悔しいが参った」
【解説 木村一基 九段】
「ということで、佐々木殿が投了したので藤井殿の勝ちということになりました」

 熱戦の末、佐々木六段が投了し、130手で藤井五冠が勝利を納めました。

【藤井聡太 五冠】
「佐々木殿に相掛けに持ち込まれて少し動揺したが、何とか全ての駒を動かすことが出来て安心した」

 全国から集まった将棋ファンたちは、満開のサクラの下で行われた春の風物詩を満喫していました。

【観覧客(兵庫から)】
「太鼓と両先生の迫力がすごくて来て良かった」
「皆さん大先生ばかりで、とても感動した」
【観覧客(東根市から)】
「すごく笑いも取るようなトークをしていて非常に楽しかった」

【藤井聡太 五冠】
「人間将棋は今まで中継などで見て楽しんでいた。今回 実際に天童まで対局者として来て、サクラが満開で天気も良い素晴らしい日に人間将棋が出来て、とても良い経験になった」

 藤井五冠は「天童市は『将棋のまち』としてタイトル戦が行われる機会も多いので、今度はそういった形で来られたら」と意欲を見せていました。