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参院選まで3カ月 自民候補擁立見送りに異論相次ぐ

 夏の参議院選挙に向け、自民党内で候補者擁立を見送る動きがあることについて、山形県内の各支部からは異論が相次いでいます。任期満了まで残り3カ月となりますが、結論の先送りが続いています。

 今年夏の参議院選挙について、自民党県連では独自候補の擁立に向け選定作業を進めてきましたが、党本部では政府予算案に賛成した国民民主党への配慮から、山形での擁立を見送る動きが出ています。
 9日、山形市内で開かれた県連の会合には、各支部の代表など100人以上が出席。党本部の選対委員長を務める遠藤利明 県連会長は冒頭のあいさつで「国民(民主党)が予算案に賛成したことは、大変重い判断だ」と述べました。

【自民党山形県連 遠藤利明 会長】
「(国民民主が)予算に賛成して政策的なすり合わせをしていく。この行動については、私たち執行部は充分踏まえて対応しなければいけない」

 しかし、その後非公開で行われた会合は、2時間以上続き、出席者によると怒号が飛び交う場面も。各支部からは「不戦敗はあり得ない」「候補者を立てなければ、地方選挙にも影響が出る」など異論が相次いだということです。
 会合の後、県連幹部は厳しい表情を見せました。

【自民党山形県連 森谷仙一郎 幹事長】
「山形と永田町、われわれの意見と永田町の考え、現場の人間としては辛い」
 
 遠藤会長は「候補者を立てる原理原則は捨てていない」としながらも、「最終的には党本部が決定する」として擁立見送りの可能性も示唆しました。

【自民党山形県連 遠藤利明 会長】
「どういう形で政治が動いていくのか、県連の皆さんの思いを踏まえて判断していきたい。なかなか難しい判断をしなければならない」

 
 一方、国民民主党の現職・舟山康江さんは10日、後援会の役員らに国会での対応などを説明しました。舟山さんは取材に対し「構図がどうなっても、与党と対峙する立場に変わりはない」としました。

【国民民主・現 舟山康江 氏】
「自分が何をやりたいのか、何をやってきて何をやりたいのかを訴え、その思いを多くの皆さんに共有いただけるよう努力を重ねていく。これに尽きる」


 新人の石川渉さんを擁立する共産党は、国民民主党の予算案賛成の動きから「国民とは共闘はできない」としていて、国民民主以外での非自民勢力の結集を呼びかけます。

【共産・新 石川渉 氏】
「国民民主党を与党の中に取り込みたいという大きな流れの中で出てきている話。この流れは非常に危険で、断ち切るためにも今度の参議院選挙では全力を尽くしたい」

 参議院選挙は、6月22日(水)公示、7月10日(日)投開票が有力視されています。