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忘年会費に1億円補助 天童市の経済対策

 忘年会の幹事さん、今年の忘年会費は市が援助します。山形県天童市は、冷え込んだ飲食業界を立て直そうと、新たな経済対策を打ち出しました。

【山本信治 天童市長】
「全国的に新型コロナウイルス感染者が減少している今だからこそ、できること、やらなければならないこととして、酒類を提供する夜の飲食店などへの消費喚起策を実施致します」

 天童市が約1億円を投じる景気対策事業「忘年会応援!天童大復活祭」。12月1日から31日までの忘年会が対象で、参加者1人あたり3000円を上限に料金の半額を助成します。
 助成の条件は、県の新型コロナ対策認証店を5人以上で利用し、午後9時までに利用を終えること。1人あたりの飲食代が5000円以上になることなどとなっています。利用者の居住地域に制限はなく、グループの代表者が2022年の1月31日までに申請手続きを行えば、助成を受けることができます。
 また これとは別に、午後9時以降営業しているスナックなどに対しても、一定の条件を満たした場合に10万円を支給します。

【山本信治 天童市長】
「コロナ禍での事業で非常に心配していることもたくさんある。ただ このまま放っておくわけにもいかないということで事業を計画した」

 1億を投じた自治体による忘年会の援助。天童市民の賛否は分かれています。

【70代 市民】
「(飲食店は)だいぶ休んだから3000円くらい出してくれても良い。にぎやかにしてくれたら良い」
【30代 旅館従業員】
「良いのではないか。きついどころじゃない正直大変。いささかでもそうしていただけるなら助かる」
【70代 市民】
「忘年会する人いるんですか。忘年会すること自体が、まだ今の世の中考えられないみたい」
【50代 市民】
「経済まわすためには良いと思うが、市のお金を忘年会をする人のためだけに使うのはどうかなという気持ちはある。ただ皆さんが理解してもらえるなら、利用しても良いかなと気持ちは揺れます」

 その一方で、毎年この時期が一番の繁忙期になる天童温泉。忘年会の団体客をターゲットとする宿泊業界では期待が高まります。

【松伯亭あづま荘 高橋ゆき江 女将】
「一歩踏み出してみようかという元気づけになるのではないかと思い、大変うれしく思っております」

 こちらの旅館では、現在 忘年会の宴会プランを売り出していますが、予約はゼロ。今回の助成事業を追い風にしたいと話します。

【松伯亭あづま荘 高橋ゆき江 女将】
「今年も忘年会はないだろうと全然期待してなかったところに、突然この話が湧いたので、期待で胸が膨らんでいる」

 山本信治 市長は「事業者も利用者も感染対策を徹底してほしい」と述べたうえで、事業への理解を求めました。

【山本信治 天童市長】
「温泉・ホテルについては非常に裾野の広い業種。きちんと手当てしていくことで、その周辺の事業についても少しずつ何らかの形で好影響を与えてくれると確信を持っている。ぜひご理解いただければ」