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日本野鳥の会が県に抗議 天童市・越冬池の水を抜く

 カモの越冬地になっている山形県天童市の沼をめぐり、県が10月に工事を始めて水を抜いたことに対し、「日本野鳥の会」が抗議を申し入れました。
 天童市の「原崎沼」は、毎年数万羽のカモが越冬する場所として、市の天然記念物にも指定されています。しかし、県が10月に堤防工事を始めたため、沼の水は全て抜かれ、現在 カモの姿はありません。
 野鳥の保護や調査を行う「日本野鳥の会」は、県から事前の相談がなく、この時期に工事を始めたことに強く反発しています。

【日本野鳥の会 山形県支部 簗川堅治 支部長】
「(県は)天然記念物と知っていたそうだが、知っていながらなぜカモを追い出すようなことをやったのか」

 野鳥の会は24日午後、県に対し、工期の変更などを申し入れました。

【日本野鳥の会 山形県支部 簗川堅治 支部長】
「今まさにカモが一番集まる時期に工事をするというのは、非常に鳥たちにとって脅威そのもの。一刻も早くカモが安全に住める場所を確保してほしい」

 一方 県によりますと、調査の結果、原崎沼は耐震性に問題があると判明。適切な時期に堤防の補強を行うためには、今の時期に工事用道路の整備が必要だとしています。

【山形県 村山総合支庁 農村整備課 峯田豊 課長】
「県民の財産・生命を守るための大変大事な工事と考えているので、これまでも関係する皆さんとは、いろいろ調整させて進めてきた。何かできることがあるのか、何をやったら上手くいくのかということを含めて、今後 話をさせていただきたい」

 野鳥の会と県では、今後も協議を続けていくとしています。