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「頭部だけの大仏」起き上がる 千歳山平泉寺

 山形市の平泉寺にある頭部だけの大仏。老朽化が進み、仰向けの状態で修復が進んでいましたが、ようやく台座に頭部が設置されました。

【小坂深和アナウンサー】
「8月から2カ月ほど仰向けで修復が行われてきた千歳山大仏、いよいよ起き上がります。重さは200キロから250キロあるということです」

 山形市平清水の平泉寺大日堂では、1936年から保管していた「千歳山大仏」の部材に隙間ができたことから、内側に構造材を入れる修復を行ってきました。7日 関係者ら9人が集まり、仏頭を持ち上げ修復した台座に仏頭を設置しました。

「せーの、よいしょ」「入った」

 最も心配された立ち上げの作業は、約30分で無事に終了しました。

【東北古典彫刻修復研究所 渡辺真吾 副所長】
「無事立ち上がって、けが人もなく大変安心している。あれだけスッと入ったのは仏さまの導き」
【東北芸工大 笹岡直美 准教授】
「なかなか感動的だった。私も仏像修復をしているので、こういった瞬間に立ち合えて非常にうれしかった」
【千歳山平泉寺 難波良淳 住職】
「ふた月ばかり夏休みをもらい、ゆっくりしてもらったので、これから皆さんのことを見守ってもらう気持ちなのではないだろうか」

 千歳山大仏は、10月いっぱいで修復を終える見込みです。