YTS NEWS

News

東京派遣 山大医師が見た「崩壊寸前の医療現場」

 第5波の渦中にある東京都の病院へ派遣され、医療の最前線で奮闘した山形大学の医師がいます。そこで目にした『崩壊ギリギリの医療現場』とは。

【山形大学医学部付属病院 小野寺悠 医師】
「東京都は、いろんなものを犠牲にした上でコロナに対応している。というのは現場でみて思った」

 山形大学医学部付属病院の小野寺医師です。集中治療の専門医で、新型コロナ重症者の診療にあたっています。第5波で感染者が急増する東京都から山形大学に依頼があり、呼吸不全などに対応できる小野寺医師などが東京都立駒込病院に1週間派遣されました。

【山形大学医学部付属病院 小野寺悠 医師】
「駒込病院は、がん診療に重きを置いた病院。第4波までは重症化した場合、より高度な医療施設に転院していたが、症例数が増えて、できなくなっていたので、あまり慣れていない環境スタッフの中で診ている状況だった」
「重症者は我々の派遣のもと、きちっとした集中管理がされていなかったら、恐らく救命は難しかっただろうなという人も何人かいる」
  
 一般診療は4割まで削減し、新型コロナ病床は常に満床。担当スタッフだけでは足りず、専門外の医師も総出で対応にあたっていたと言います。「医師の派遣が間に合わなければ、助からない命があったかもしれない」目の当たりにしたのは医療崩壊寸前の現場です。

【山形大学医学部付属病院 小野寺悠 医師】
「医療システムを、今後 新型コロナにどう対応するようにつくっていけばというのを、ちょっと...はぁ...どうしたらいいんだろいうと正直思った。山形県では対応できているが、今度症例数が増えたときに、どういう形で医師を派遣していくのか、応援来た場合どのようにサポートに回ってもらうのか、今のうちから考えて、シミュレーションをする必要があるのかな」