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専門家が示す「抗体減少後」の対策・追加接種

 新型コロナワクチンの接種後、一定期間が経過すると抗体が減少するというデータが国内外で示されています。専門家は「抗体減少は当然のこと」とした上で、接種後の感染対策と追加接種の必要性を訴えます。

【山形大学医学部付属病院 森兼啓太 教授】
「この機械で、例えば1ミリリットルとか1マイクロリットルの血液量の中に、抗体が何個あるかが分かる」

 山形大学医学部付属病院にある検査機器で、新型コロナの抗体をどれだけ保有しているのか測定することができます。愛知県の藤田医科大学は、こうした抗体検査をもとに行った研究結果を8月に発表しました。これによりますと、1回目のワクチン接種から3カ月を経過すると、抗体量はピークとなる2回目接種の2週間後に比べて、4分の1程度まで減少したということです。こうしたデータは海外でも複数示されています。

【山形大学医学部付属病院 森兼啓太 教授】
「ワクチンを打ってある程度時期が経つとワクチンの有効性が落ちてくるこれは新型コロナに関しても当てはまる別段驚くことではない」

 山形大学医学部付属病院の森兼啓太 教授は、ワクチンの接種後、一定の時間が経ち抗体が減少するのは当然だとした上で、ワクチン接種後も感染対策の徹底が必要だと指摘します。

【山形大学医学部付属病院 森兼啓太 教授】
「抗体が減っていくことは間違いないが、どれくらい減ったらまずいのかは、まだ全然分かっていない。大きく減少してくると感染を防ぐ効果が低くなることは考えられる」
 
 その上で、イスラエルやアメリカなどで進んでいる3回目の追加接種が日本国内でも始まるとみていて、国内のワクチン接種加速が重要だとしています。

【山形大学医学部付属病院 森兼啓太 教授】
「いつかは追加接種が必要になる。追加接種がいらないということはない。優先順位はまだ打っていない人の方が高いので、その人たちが打ち終わるのを たんたんとその時がくるのを待つ」