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山形一小に残る90年以上前のピアノ 修理で東京へ

 山形市立第一小学校に残されていた90年以上前のピアノが修理されることになり、11日に運び出し作業が行われました。作業は東京で行われ、修理完成は2022年3月になる見込みです。
 1927(昭和2)年ごろに作られたドイツ製の貴重なピアノ「ベヒシュタイン」です。世界三大ピアノの一つに数えられる有名ブランドです。山形市教育委員会が調べたところ、このピアノは1929(昭和4)年、「同窓会」から寄贈されたという記録が残っていて、当時のピアノの価格は3000円、現在の価値にすると約500万円したようです。

【山形市 文化振興課 松田晃輔 主幹】
「運送費込みですけれど、約570万円の修理費がかかります」

 今回「ベヒシュタイン」の修理を提案したのが、市内の楽器店「富岡本店」の富岡善一郎社長。富岡さんは山形一小の卒業生でもあります。

【富岡本店 富岡善一郎 社長】
「90数年経っているピアノです。第一小学校の(旧)校舎と同じ時間を過ごしてきたピアノです。その時間をいかに紡いでいくのかというのを、このピアノで証になればいい」

 「ベヒシュタイン」の修理は東京で行うことになり、ピアノ専門の運送会社3人のスタッフが、運び出し作業に取り掛かりました。ピアノ線が切れていたり、部品が欠落していたりと状態が良いとはあまり言えない「ベヒシュタイン」。今回の修理は2022年3月までかかる見込みです。修理が終わったとき「ベヒシュタイン」は、どんな音を取り戻すのか、期待が膨らみます。