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サクランボ作柄「平年より少ない」

今年のサクランボの作柄調査の結果が発表され、収穫量は平年より少ない見込みです。

【県農林水産部 小泉篤 次長】
「今年は山形県でサクランボや西洋ナシなどの栽培が始まってから150年の節目の年です。記念すべき年で収量が少ないということは残念に思います」

調査は5月23日に県内48の園地で「佐藤錦」と「紅秀峰」の木を対象に実施されました。

県全体の予想収穫量は9,100トンから1万200トンで、去年の106%から119%、平年の72%から80%と、4年ぶりに平年より少ない結果となりました。

主な要因として、開花期となる4月下旬の低温や強風の影響でミツバチなどの活動が鈍くなり、受粉が進まなかったことを挙げています。

去年、大量に確認された「双子果」については、平年より多いものの去年よりは少ないということです。

また、デビュー3年目を迎える「やまがた紅王」の生育は順調で、70トンの収穫を目標としています。

収穫は「佐藤錦」が6月17日から23日、「紅秀峰」が6月25日から7月2日頃に最盛期を迎える見込みで、県では去年大きな影響を受けた高温対策として労働力の確保などを呼びかけています。