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災害時に生活物資供給 朝日町と県内企業が協定締結

朝日町では防災グッズなどを販売する県内の企業と、災害が起こった際の生活物資の供給に関する協定を締結しました。

朝日町が協定を結んだのは、山形市で日用品や防災グッズなどを販売する老舗・西谷。

災害時に町民に配る食品やトイレットペーパーなどの生活用品を町に供給します。

中でも自治体としては県内初導入となるのがこちらの箱。

その名も「あったかフードボックス」。

普段は非常食の「収納容器」。災害時には「加熱容器」として活躍します。温め方も簡単。温めたい非常食を用意したらボックスの底に発熱剤をセット。

そこにカップ1杯ほどの水を加えていきます。

【斉藤アナウンサー】「これで本当に温まるのか」

水を入れて待つこと15秒。

【斉藤アナウンサー】「膨らんできた。すごい。モクモクと湯気が上がってきた。手を当ててみてもかなりの温度」

最高温度は95度。パックご飯やレトルト食品はおよそ20分で温めることができ、夏場は2時間、冬場は1時間ボックスの中があたたかい状態が続くということです。鈴木浩幸町長もこのボックスで温めたおにぎりを実食です。

【鈴木浩幸朝日町長】「いただきます。あたたかくておいしい。やり方も非常に、シンプル。避難している方にとっても温まる。心温まる非常食になると実感した」

朝日町では発熱剤を多めに、そして使い捨てのどんぶりやスプーンなどもセットにしたものを緊急時に配布できるよう整備を進めていくとしています。