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山形銀行をかたるうその電話 被害総額は億単位か

山形銀行をかたった嘘の電話で不正送金の被害が相次いでいて、被害総額は億単位に及ぶとみられることが分かりました。

被害が確認されているのは、インターネットから振込みなどができる法人向けサービス、「やまぎんネットEB」です。

山形銀行によりますと、契約者の企業に自動音声でパスワード更新などを求め、企業の口座から不正送金する手口が、きのう午前9時ごろから県内企業を中心に相次いで確認されています。

複数の関係者によりますと、被害総額は億単位に及ぶと見られています。

山形銀行では、現在このサービスを使った他の銀行への即時振込を停止していて、確認作業が終わり次第、あす以降の再開を予定しています。

また県警は、山形銀行からの報告・相談を受け、今広がりを見せている電話とメールを組み合わせた「ボイスフィッシング」という手口による被害とみて捜査を始めています。

山形銀行では、このような自動音声電話には対応しないで、問い合わせ窓口に相談するよう呼び掛けています。