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紅花商人の旧家に伝わるひな人形 山形で展示会
紅花商人の旧家に伝わるひな人形を集めた展示会が山形市で開かれています。中には、100年以上前に作られたとされる貴重なものもありました。
山形市の「山形まるごと館 紅の蔵」に並ぶおよそ70体のひな人形。江戸時代に紅花商人として栄えたマルタニ長谷川家がベニバナの取引のために京都に赴いた際に買い求めました。
「紅花商人が持ち帰ってきたひな人形の中には、紅花染めの衣装を着るものもあります。100年以上経った今でも目を惹く鮮やかさ。素敵ですね。」
展示されているものの中で最も古いとされる「享保雛」。こちらのお雛様とお内裏様も紅花染めの着物に身を包んでいます。
「こちらはやや面長、そして指がとても長くて細いのが印象的です。時代によって様々な違いがあるのも見ていて飽きないですね。」
そして、こちらは「御殿飾有職雛」。京都御所を模した御殿に様々な表情の人形が並びます。
「やはり素晴らしい。代々昔の人も大切に今までこうやって受け継がれているんだなとすごく実感する。」
「一つひとつの大道具、小道具がとてもすごい。」
【山形まるごと館 紅の蔵 会田保恵さん】
「紅花商人の旧家に伝わる時代雛なので、紅花交易に思いを馳せながらいろんな時代のお雛様を見てもらえると嬉しい。」
ひな人形のほかに豪華絢爛な傘福なども展示されている「時代雛展」は山形市の「山形まるごと館 紅の蔵」で3月27日まで開かれています。