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長井市特産「行者菜」の収穫始まる

長井市では、全国一の出荷量を誇る特産野菜「行者菜」の収穫が始まりました。

長井市の遠藤孝志さんのハウスです。

ハウス栽培した冬の行者菜の出荷が3月1日から始まりました。

「行者菜」はニラと山菜のギョウジャニンニクを交配して開発され、食感や香り、豊富な栄養価などそれぞれの魅力を合わせ持つ新種の野菜です。

長井市の生産者グループが全国に先駆けておよそ20年前から栽培を始め、現在、市内のおよそ37戸の農家が生産しています。

そのうちハウス栽培をしているのは遠藤さんだけです。

20度ほどに温められたビニールのトンネルの中から、青々とした行者菜を丁寧に刈り取っていました。

【インタビュー】「春を先取りさせてもらってる感じ。この冬に野菜を届けるというのはこの雪国ではなかなかできないこと。そういったところで夏場でしか感じられない緑のものを作れるというのはやりがいあると感じてる」

行者菜の球根は冬の寒さに強く、しっかりと寒さにさらされた今シーズンは生育も品質も上々だということです。

【インタビュー】「春物、このハウスものに関してはすごく柔らかいのが特徴。鍋やお浸しなど素材を感じてもらう調理をして食べてもらいたい」

ハウスでの収穫は3月いっぱい続き、収穫量は50キロほどを見込んでいます。そして、市内の道の駅や産直などに出荷されます。