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酒田消防が感謝状贈呈 燃える住宅からの救出劇
去年11月、酒田市で住宅1軒が全焼した火事で、この家に住む高齢女性を救出した男性に消防から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、県立産業技術短期大学庄内校の教授、開沼和広さんです。
この火事は去年11月、酒田市大宮町の住宅から出火。
近所に住む開沼さんはこの火事に気づくと、家の中から出てきた住人の20代の女性に通報を指示、その後、煙が蔓延する家の中に入り、80代の女性を救出しました。
【開沼和広さん】「周りを見ても誰もいないので僕が行くしかないと思った。私が入った時には家の中は黒い煙で充満していて声の方向しか分からなかったけどおばあさんの手が見えた。たぶん向こうも手を出してくれたと思うのでそれで手をつかんだ」
学校で教鞭をとる開沼さんは、身をもって感じた火事の恐ろしさなどを学生にも伝えているということです。
酒田地区広域行政組合消防本部の齊藤政晴消防長は、「危険な状況での冷静な判断と行動力は尊敬に値する」と開沼さんの行動をたたえていました。
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