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米沢の新たな資料を展示 上杉博物館 新収蔵品展

2月28日、上杉景勝の書簡など米沢にまつわる新たな資料を紹介する展示会が、上杉博物館で開かれています。

戦国大名・上杉謙信が所持していたと伝わる美しい装飾が施された経典や、大正時代の大規模火災や1936年の災害級の豪雪で被災した町の惨状を伝える絵葉書など。

展示会では、2018年以降に上杉博物館が新たに収蔵した資料61点を紹介しています。

こちらは米沢藩・初代藩主、上杉景勝の手紙です。1582年・織田信長率いる織田軍からの猛攻を受け、上杉家が存亡の危機に立たされた中で書かれたとみられています。

上杉博物館、池野理学芸員は「ここで身を滅ぼしても名誉なことだと綴っていたり、生きながらえたら人々英雄としてうらやましがるだろうと、そういった当時の状況をリアルに書いた書状です。こうした資料が博物館にあるということを知ってもらえればうれしい」と話していました。

この展示会は、米沢市の上杉博物館で3月23日まで開かれています。